新色「GREIGE」登場
さわやかな春にマッチする、明るいカラー「GREIGE」が登場いたしました。
ウェアや自転車とのコーディネートを、ぜひお楽しみください。
特徴
■1990年頃までロードレースで使用されていた【カスク】を本革で復刻
■輪行でのツーリングやポタリングに
■コンパクトに収納可能
■軽量(110g Mサイズ)
■ウレタンと衝撃吸収シートの2層構造。額や後頭部への衝撃を守る
■後頭部にリフレクター兼蓄光ロゴ
※乗車用ヘルメットとしてSGなどの規格は取得しておりません
【素材】牛革、ウレタン、衝撃吸収材
【カラー】
BLACK ブラック, BROWN ブラウン, GRAY グレー,CAMEL キャメル,
MOSS GREEN モスグリーン, WINE RED ワインレッド
【サイズ】M : 59cm / L : 61cm (こめかみの周囲の長さを水平に採寸してください)
【重量】M : 110g / L : 111g
詳細
かつてロードレースの現場でも使われてた頭部プロテクターを復刻。
1990年代に、一度市場から姿を消した【Casque カスク】を、東京の職人の協力により再現したものが、リンプロジェクトのカスクです。
衝撃吸収材をレザーでくるんだ構造のカスクは、小さく折りたたんで持ち運ぶことができるため、折り畳み自転車での輪行にもマッチします。
更に、ヴィンテージ自転車の愛好家の方にも、当時を再現するためのアイテムとして人気です。
別注カスクのご案内
お店別注商品のため、リンプロジェクトには在庫はありません。
お手数ですが、直接お問合せください。
●2Lサイズ(64cm)
【グッドオープンエアーズ マイクス 様】
実店舗(http://www.goodmyx.com/)
ネットショップ(https://store.shopping.yahoo.co.jp/kt-gigaweb/299-rin-4002.html)
●Sサイズ(57cm)
【ワイズロードお茶の水レディース館 様】
店舗URL(http://ysroad.co.jp/ochanomizu-ladieskan/)
電話(03-5244-4995)
よくあるお問合せ
【Q】サイズはどのように選べばよいですか?
【A】こめかみの位置で水平にメジャーを当てて寸法を測ってください。
カスクの下に何を被るかで、お薦めの寸法が変わります。
サイクルキャップやバンダナを被る場合 +1~2cm
ニット帽やベースボールキャップなどの場合 +2~3cm
【Q】お手入れはどうすれば良いですか?
【A】濡れた場合は風通しの良い場所で乾燥させ、布に革用クリームをつけて塗ってください。数ヶ月に一度でかまいません。
ラナパー(http://www.renapur.co.jp/)という革用クリームがお薦めです。
【Q】特注はしてもらえるのですか。
【A】リンプロジェクト直営店限定でサイズオーダーのみ承っております。定価の二割増し料金となり、納期が約1~2ヶ月ほどかかりますが、リンプロジェクトまでお問合せください。
【Q】カスクはヘルメットですか?
【A】ヘルメットと異なるものです。
2023年4月の道路交通法改正前より、カスクは「乗車用ヘルメット」とは異なるものとして、ロードバイクなどで高速で集団走行する場合はヘルメットを、車通りが少なく見通しの良い道をゆっくり走る場合はカスクを、と状況によって使い分けることで自転車の楽しみ方が広がるとご案内しておりました。
リンプロジェクトといたしましては、ヘルメット着用が広く一般化するまでのきっかけとしてカスクを販売しております。
一般的に自転車用ヘルメットにはSG、JIS、CEなどの規格がございますが、弊社のカスクにつきましてはそれらと構造が異なるため規格を満たしておりません。
そのため自転車保険のヘルメット着用特約や、自治体などのヘルメット購入助成金の対象外となり、自転車のイベントにつきましてもレギュレーション違反で参加できない場合がございますのでご注意ください。
カスクとは
上の画像は、北中康文氏による著書、
『ツール・ド・フランス 黄金時代』(エイ出版社刊)
をスキャンしたものです。
イノー、レモン、ロッシュ、 デルガド、フィニョン、
そしてインデュラインの活躍が、記されています。
これによると、
『カスクとは、ヘルメット代わりに頭部を保護するプロテクターのことで、ハードシェルタイプのヘルメットが出回る以前、かつて、サイクルロードレースではよく常用された』
とあります。
つまり、カスク自体は、衝撃吸収材を内包した、スポーツ用のプロテクターであり、ラグビーやボクシングのヘッドギアと同じようなものです。
なので、カスクを被っていれば、なんらかの理由でなにかに頭をぶつけたときには、何も被っていないときよりも、頭部への衝撃は減少されますが、現在は優秀なハードシェルのヘルメットがあります。
カスクの利点はコンパクトにしまえること。自転車に乗っていないときに周囲のジャマになることも、仕事のジャマにもなることもありません。
集団走行会、レース、ロードバイクの高速走行では、ヘルメットを。
輪行と組み合わせた、田舎道のサイクリングやポタリングではカスクを。
走る場面やスピードに応じて、自転車と同じようにプロテクターも使い分けることで、楽しみ方の幅が広がっていくとリンプロジェクトは考えています。
かつてのカスクは、1990年代を境に市場から姿を消しました。
2000年代初頭は、店頭に並べられたデッドストックを探して、愛好家は自転車店を駆けずり回ったそうです。
とある、ヴィンテージ自転車に強いお店からの依頼と私達の想いが一致し、リンプロジェクトはカスクを復刻します。
どんな革が良いか、何をつくっている職人に頼めばよいか……
数え切れないほどの試作品を作り、形にするまで、約2年を費やしました。
こう考えると、現代の日本各地でつくられる、
打刃物の包丁であったり、
曲物の桶であったり、
煙管であったり、
古きよき時代から使われている、
民芸品や伝統工芸品のようなものと言えます。
それが、リンプロジェクトのカスクなのです。